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エチオピアにて ~紫雲プロジェクト-5~
6月10日(月)
滞在2日目
朝8時より、ホテル内レストランにて朝食。
ホテルの周りには、サルの群れがおり、親子サルもいて、微笑ましい朝でした。今日は良い一日になりそうな予感!!
朝食はスクランブルエッグとパン、エチオピアコーヒー、そして、大草胃腸薬。
9時30分にドライバーがホテルの下まで迎えに来てくれる予定となっていたのですが、朝食を取りながらミーティングをしていたら、9時30分を過ぎていることに気づき、慌てて、準備して、山を下りました。
最初は、9時30分と言っても現地の人たちはのんびりしているかと思っていたのですが、ドライバーはきっちり9時30分には到着していたようでした...。
昨日の紫雲プロジェクトのメンバーも合流し、本日の一カ所目は、昨日とは別のヘルスポットに向かいました。
到着したヘルスポットは非常に広く、また日中いうことで、周りをしっかり見ることが出来ました。
このヘルスポットでは3人の患者さんに対応しており、患者さんには会えませんでしたが、しっかりと治験を行っている説明を受けました。
次に向かったのは、マーケットでした。マーケットと言っても、広場に各人が食料や香辛料等を持ち寄っているだけで、日本のフリーマーケットのような感じでした。
このマーケットは、毎日やっており、その日も400~500人がいるということでした。
主に女性が露天をひらいていましたが、治安が良いので、誰も取ったりしないようでした。私も、1人でウロウロしましたが、全く問題もなく、治安が良いことは、本当に大事なことであり、またエチオピア人は素晴らしいと思いました。
このマーケットでは、ハンドマイクを持った男性が、紫雲プロジェクトのことを何度も何度もアナウンスし、患者さんを募る作業をしているとのことでした。そして、該当者らしき人がきたら、プロジェクトメンバーがヒアリングし、確認するという根気のいる作業を行っていました。
マーケット視察後、一度ヘルスセンターに戻り、すぐに別のヘルスポットに視察に行くということで、車に乗り込みました。
10分も走らないうちに、突然車が停まり、ドライバーがボンネットをあけ、修理を始めました。360°何もなく、ここでは誰も頼れる人がいるわけでもなく、ドライバーは黙々と修理に励み、我々はただただ見守ることしか出来ませんでした。
30分が経過し、何で携帯でヘルスセンターに助けを求めないんだろうと思いながらも、黙々と修理に励むドライバーに、声をかけることが出来ず...。
1時間以上経過し、炎天下にて待っていると、ようやくヘルスセンターに助けを求め、もう一台がやってきました。
さあ、行くのかと思いきや、そのドライバーと2人で修理を始め、
しばらくして、後から来たドライバーが、俺の車に乗れとの合図!
修理中の車とドライバーを置いて、出発したのでした。
(翌朝ヘルスセンターにて、そのドライバーと車に再会出来たので、何とか無事に戻ってきたので、一安心したのでありましたが、車はここでは修理不可能ということでした。)
よし!これでヘルスポットに向かうのかと思いきや、ヘルスセンターに戻り、今日は行かないと告げられ、ガックリ...。
ヘルスセンターを案内して頂き、ヘルスセンターのボスや薬剤師の方々と交流を深めたのでした。
夕方、ホテルに戻り、夕食後、お客さんが来ると行う" コーヒーセレモニー"をして頂き、エチオピアコーヒーを飲みながら、ゆっくりとした時間を過ごしたのでありました。
(つづく)
紫雲膏とは・・・漢方の軟膏で、ひび、あかぎれ、痔核によるつらい痛みを緩和します。急な火傷(やけど)、皮膚のトラブルなどの常備薬として幅広くご使用いただけます。一般的には患部に塗りやすくするため、原料に豚の脂を原料としていることが多いので、中東やアフリカに多いイスラム教徒が使うのは宗教上難しいとみられてきました。しかし大草薬品株式会社の製品には豚脂が含まれておらず、現地での治験が可能と判断されました。
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紫雲膏プロジェクト
- ・2013/05/24 アフリカで治験参加 ~紫雲プロジェクト-1~
- ・2013/06/01 治験視察に出発 ~紫雲プロジェクト-2~
- ・2013/06/24 エチオピアにて ~紫雲プロジェクト-3~
- ・2013/06/24 エチオピアにて ~紫雲プロジェクト-4~
- ・2013/06/28 長崎大学HPより(紫雲プロジェクトについて)
- ・2013/07/01 エチオピアにて ~紫雲プロジェクト-5~
- ・2013/07/05 エチオピアにて ~紫雲プロジェクト-6~